かおりんごの好きなこと

4歳のむすめとエンジニアの旦那さまと2匹のねこたちとの日々のできごと

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猫の去勢・避妊手術は、猫の本能を無視した可哀想なこと…?

私は2匹の猫と一緒に暮らす大の猫好きです。

先日、ねむれないさめさん(id:nemurenai-same)のこちらのエントリーを読んで、1飼い主として感じたことを書きたいと思います。

nemurenai-same.hatenadiary.jp

タイトルにもある通り、ディクローという猫の爪を除去する処置がかわいそうという内容だったのですが、『爪がないネコが欲しいならぬいぐるみを買えばいい』という意見には私も同意します。ただ、気になったのがその後に続く文章。

ちょっと待って?

本能を無視することが問題なら

イヌやネコにもう当たり前のように施術される

去勢手術・避妊手術こそ

本能まるっと無視してないか?

それこそ

子孫を残したいっていう生命共通の大きな本能を無視してないか?

これだって目的は

むやみに繁殖されると困るっていう

『人間の都合』

だよね?

しかもとるのは爪じゃなく

子宮や精巣!!

子宮とっちゃうことにくらべたら

爪とるぐらいどってことないじゃんって思えるレベル!!

子孫を残せないことにくらべたら

ひっかけないくらい別にいいじゃんって見方も

できなくなくもない

去勢手術や避妊手術を推進してる同じ愛護団体が

ディクローを非難してるって

ちょっと違和感。

程度の問題?

ん?

どういうこと?

やばい混乱。 

イヌやネコを飼うのに

去勢や避妊は必要不可欠で

ディクローはプラスアルファ的な感じするとかダメとか?

『当たり前のように施術される去勢・避妊手術』

確かに猫を飼う以上、飼い主の義務として去勢・避妊手術は、ほとんどの飼い主の方がしていると思います。そしてそれは『人間の都合』であることは否定できません。

『子孫を残したい生命の本能を無視』

これも十分承知しています。私も女であり母であるので、子宮をとることがどれほど残酷なことなのか、わからないわけありません。健康な身体にメスをいれることにも抵抗があり、数年前ルナの手術の時、かかりつけの獣医さんへ「どうしても手術をしないといけませんか?」とたずねました。

以下獣医さんのお話です↓

『猫の発情期は春と秋の年2回あり、1匹だけの室内飼育でも発情します。完全室内飼育であっても発情した猫の脱走を防ぐのは難しく、発情期に脱走し、その間に妊娠する可能性は大いにありえること(※猫の妊娠率はほぼ100%。実際に避妊手術前の猫が脱走し保護してから手術の時に妊娠が発覚した例があったそうです)。そして野良猫との接触は、猫エイズ白血病といった命に関わる重篤な感染症に感染するリスクもあります。避妊手術は将来的に卵巣や子宮の病気の予防にもなる(※特に乳がんは避妊手術によって発症率が大幅に減るそうです)ので、よく考えて決めて下さい。』

獣医さんのお話を聞いても、脱走をしっかり防げば手術をしなくてもいいのでは…とまだ迷っていました。だけど、病気を防げるということは寿命が伸びるということ。その頃実家で17年飼っていた猫が末期腎不全を患い余命わずかな状態でした。少しでも長くルナと一緒にいたい。それなら手術をするべき?そうやって悩んでいるうちにルナが発情してしまったんです。小さな子猫なので鳴き声はひどくありませんが、夜な夜な相手を探して鳴くその姿がとても悲しくて…。手術をすることは『子孫を残したい生命の本能を無視』すること。でも、手術をしなければ年に2度、それが何年も本能を満たせず、相当のストレスを与え続けます。それなら本能を満たせるように子猫を産ませてあげますか?猫は1年に2〜3回出産し、1度の出産では2〜6匹の子猫を産み、生涯で40匹前後の子猫が産まれ、更に産まれた子猫たちも半年で出産可能になり、どんどん増えていきます。その猫たちの面倒をすべて見ることは普通は不可能ですよね…。

去勢・避妊手術がかわいそうだからと手術せずに多頭飼育が崩壊する事件もたくさん起きています。

※参考

猫の出産回数や産む数は何匹?何歳まで子供を産めるのか? |

 

ねむれないさめさんが『愛護団体が嫌い』と書かれていたので、なぜ嫌いなのか気になって他のエントリーも読ませていただき、色々考えさせられ胸が痛くなりました。

nemurenai-same.hatenadiary.jp

去勢・避妊手術は可哀想だから手術しない。増えてしまった猫は殺処分する。

殺処分されたら可哀想。だから増えないように去勢・避妊手術する。

何が可哀想で、何が正しいことなのか。

だけど、人間が管理して『本能を無視して去勢・避妊手術』をしなければ、年間約7万匹も殺処分されている猫たちはもっと増えてしまうのでは…?

環境省_統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」 [動物の愛護と適切な管理]

『去勢・避妊手術は必要でディクローはダメ』

これは並べて考える問題ではないのではないでしょうか。猫を飼われている方はどう思われますか…?

私にできることは、猫たちに避妊手術をした以上、責任を持って最期までこの子たちのそばにいるということだけです。

そして私は選ぶなら爪がある猫を選びます。

 

※追記

ねむれないさめさんが言及してくださいました。

nemurenai-same.hatenadiary.jp
私はねむれないさめさんのブログ、読者登録させていただいてますし、動物が好きな優しい方なのも知っています。傷つけられたとか不快になったとか、さめさんの批判をしたくてこの記事を書いたわけではありません。愛猫家として感じたことを書きたかったんです。去勢・避妊手術と抜爪手術は、両方とも人間の都合だというのも理解はしています。ただ、ねむれないさめさんが引用されていた獣医さんの言葉の中で、

「引っ掻くから嫌い」
「危ないよね」
「壁紙が汚れるじゃん」
「どうにかならないの?」

猫の爪は、きちんと爪切りをしていれば危なくないし、猫が嫌がることをしなければむやみやたらに引っ掻いたりもしません。爪とぎもちゃんと猫の爪とぎ用のグッズがありますし、壁紙や柱を保護する専用のグッズだってたくさんあります。『一生一緒に仲良く』暮らすためなら、安易に爪をとらなくてもいくらでもどうにかなることなんじゃないかと思ったんです。どちらも人間の都合である以上、並べて考えて欲しくないのは私の偽善かもしれません。でも私は、そんな理由で爪をとってしまう人が、本当に最期まで猫を大切にしてくれるのかが心配なんです。

ameblo.jp

ディクローをした飼い主さんも同じ気持ちなんじゃないでしょうか。

自分の都合で猫の爪を奪ってしまった。

だからわたしは生涯をかけてこの子を幸せにする。

もちろん本当にやむをえない理由でディクローする方もいるのでしょう。さめさんの言うとおり、やむをえずディクローをした飼い主さんが、 そう思ってくれていることを願います。

猫だけでなく生き物を飼うのなら、飼う動物のことをきちんと理解し、5年10年15年先のことまで見据えて、たとえ環境が変わってもその動物の一生に責任を持つ覚悟がいることを覚えていてほしいと思います。だってペットも家族の一員なんですから。

 

ちなみに私、猫アレルギーによる喘息持ちだったりします。

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もし娘にもアレルギーが出たら…とそれが一番心配だったのですが、猫を飼っていない家より猫を飼っている家のほうがアレルギーになりにくいというデータがあるそうです。

4/5 猫アレルギーの症状と対策 [猫] All About

全部屋に空気清浄機をおいて、マメに掃除して清潔にしていればちゃんと一緒に暮らせます。なんとかなるもんです。

 

※再追記

『アレルギーでも猫が飼える』と誤解されてはいけないので再追記します。私がアレルギーだけど猫を飼っていると書いたのは、猫の爪をとろうと安易に考える方へ対して『爪をとらなくてもどうにかなることではないか。うちは爪なんかより大変なアレルギーという事情だけどどうにかしている』という意味で書いたのですが、アレルギーで猫が飼えない方に対して配慮が足りませんでした。不快な思いをさせてしまった方、申し訳なかったです。私も本当はお医者さまからは猫を手放すことをずっと言われています。アレルギーは命に関わるからです。アレルギーで飼えないのは当然のことです。でもそうではなく、爪があるから飼えない事情ってよほどやむをえない事情ではない限りあまりないと思うんです。爪を取られた猫は、爪とぎができないストレスで噛むようになったり、トイレができずに粗相するようになったりするそうです。ひっかかれるのが嫌な人は噛まれても平気でしょうか?家を傷つけられるのが嫌な人は粗相されても平気でしょうか?抜爪手術は、猫の指の第一関節から骨ごと切り落とすそうです。

私には、人と猫が共生するためにやむをえない『去勢・避妊手術』と、虐待行為としてアメリカでは禁止されている州もある『抜爪手術』は、どうしても同じように考えることができません…。

もしも爪をとらないと飼えないやむをえない事情ができたなら、猫を不自由な身体にするくらいなら、猫たちが安心して暮らせる新しいお家を探してあげたいです。


我が家の猫たち

ルナと暮らす為に現在のペット可マンションへ引っ越しました。 

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ルナは子猫の時に道端で衰弱していたところを保護しました。猫風邪をひき栄養状態も悪くガリガリでお腹には寄生虫がいました。きっとそのままでは死んでいたかもしれません。

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ココは母の同僚のアパートのベランダに野良猫が産んだ子猫でした。同僚の方が母猫と子猫を1匹、母と私で子猫を1匹ずつ引き取りました。

 

実家の17歳の猫も、近所の飼い猫と野良猫との間に産まれた子猫を引き取りました。腎不全を患い毎日朝晩自宅で点滴をして介護していましたが、4ヶ月半の闘病の末に亡くなりました。ペットの葬儀屋さんにお願いして家族全員で見送りました。悲しくて悲しくて毎日泣きました。

ルナは7歳、ココは5歳。いつかはやってくるお別れの時。それまでどうか元気で、少しでも長く一緒にいられますように。 

みかん・絵日記 特別編 1 (白泉社文庫)
 

私の大好きな猫マンガ。本当に猫がこんな風にしゃべれたらいいのにな。 そしてこんな風に猫と人が共生できたらどんなに幸せな世界だろうと思います。